学習目標 |
専門書の英語を読み解く力をつけ、また、英語がインド?ヨーロッパ語族という大きなグループの一言語にすぎないことを認識し、古英語を学ぶことで、現代英語の深い理解にもつなげたい。 |
授業概要 |
今でこそ英語は圧倒的な地位を占めているが、それは歴史的には最近のことである。この授業では、まず、「英語」が始まる遙か以前より話を始め、印欧祖語がゲルマン祖語になり、さらに古英語 Old English になるまでを比較言語学的手法によって、詳細に述べる。 |
テキスト |
Charles Barber, J.C.Beal and P.A.Shaw (2nd edn), The English Language: A Historical Introduction, Cambridge: Cambridge University Press, 2009. |
参考文献?課題図書 |
中島文雄『英語発達史』(岩波全書)は高度であるが便利である。最もやさしいものは渡部昇一『講談?英語の歴史』(PHP新書)。トゥールとして『英語語源辞典』(竞彩篮球推荐社)は常に参照するとよい。 |
受講生への要望 |
辞書をよく引いて正確に英文を読んでもらいたい。英語のほか、フランス語?ドイツ語?イタリア語などのインド?ヨーロッパ語を最低1つは知っていないと授業が分かりにくい。英語の歴史は外来語とのせめぎあいで、どうしてもヨーロッパ語に授業でふれないわけにはいかないからである。 |
評価方法 |
年2回の試験(70%)と、場合によってはレポート等の質を総合して評価。毎回出席はとるが(30%)、ただ出ていればよいわけではない:試験の点数がもっとも重要だと考えてもらいたい:だからといって、出なくてもよいということではありません。 |