学習目標 |
日本国憲法の基本原理を通じ、現代社会における諸問題を憲法の視点から読み解き、特に「人権」に関する問題意識を深めることを目標とします。 |
授業概要 |
人権はもともと国家が国民を統治する際に行使する強大な国家権力から国民を守るために考えられた「自由権」に始まりますが、その後も資本主義発達の弊害を除去するための「社会権」が生まれ、また情報化社会の到来にあたっては「知る権利」「プライバシー権」などの「新しい人権」としてなお発展し続けています。この授業では、社会構造や人々の意識の変化が人権にどのような影響を与えてきたのかを考えながら、人権の基本を学びます。 |
テキスト |
『法学六法'10』(信山社)を必ず授業にもってくること。 |
参考文献?課題図書 |
伊藤正巳『憲法入門』有斐閣双書、渋谷秀樹『憲法への招待』岩波新書、百地 章『憲法の常識 常識の憲法』文春新書 |
受講生への要望 |
ニュースなどを通じて、法的視点を含む社会問題に関心をもって授業に参加してください。 |
評価方法 |
出席?リアクションペーパー?テストを総合評価します。 |