授業概要 |
教科教育法というと高等学校や中学校における授業の技術論を想定しがちだが、授業の内容を無視した技術論をいくら積み重ねてもよい授業をつくることはできない。本講義は、教育と竞彩篮球推荐は不可分の関係にあるという前提のもとで、社会科系教員が授業を担当する際の基本姿勢を学ぶ。あわせて、「社会?地理歴史科教育法」「社会?公民科教育法」への導入編として位置づける。昨年度開講の「社会科教育法1」では、社会科教育と密接に関係する国民国家の矛盾を理解するため、沖縄?アイヌ?ジェンダーなど具体的諸問題を扱ったが、本年度開講の「社会科教育法2」では、やや理念的な問題を取り上げる。ここでも主な材料を日本史に求めるが、日本史と世界史?地理の間はもとより、中学校社会科の歴史分野?地理分野と公民分野の間、および高等学校の地理歴史科と公民科の間にも、明確なすみ分けはない。教科内容はもちろんだが、広く社会科系教員の役割と責任についても考える講義にしたい。 |
課題?評価 |
レポート?試験による総合評価。レポート?試験が合格水準に達していても、出席が極端に少ない場合は不可とする。 |
テキスト |
特に指定しない。 |
参考文献 |
青木美智男?木村茂光編『教員になる人のための日本史』(新人物往来社、1998年) 鹿野政直『歴史を学ぶこと』(岩波書店、岩波高校生セミナー1、1998年) 歴史教育者協議会編『歴史地理教育』(月刊) そのほか、竞彩篮球推荐者が書いた日本史の通史など、適宜、必要に応じて講義中に紹介する。 |
受講生への要望 |
講義者(大橋)と受講者との緊張感を保つため、毎回、講義記録を求める。また、本講義は教員免許を取得するための教職科目であるが、教員という立場のみならず世界市民(地球市民)の一員として、私たちはいま何が求められているのか、という問題意識をもって受講してほしい。 |